アウトラインのラインナップの中から、今回はかつて軍用として開発されたパイロット向け航空時計をモチーフとした三つのコレクションを取り上げたいと思う。狙ったわけではないが、ドイツ、アメリカ、そしてイギリスと偶然にも3種類それぞれに国が違う。
ひとつ目はドイツ空軍に採用されていたナビゲーションウオッチ、Bウオッチを再現した“ミリタリーType1940”。二つ目はパワーウオッチ創刊20周年記念モデルとしてフライングオフィサーを再現した“パイロットクロノ20thリミテッド”。そして最後が1930年代に開発されたウィームスウオッチが軍用として改良された第2世代を再現した“セコンドセッティング”である。