アウトライン・パートナー I |PARTNER I |66,000円

 2019年の6月にスタートし約1年の開発期間を経てようやくでき上がったこのパートナー 1は、写真を見てもわかるように1960年代に作られた往年のダイバーズウオッチがモチーフです。時計が好きな方であれば、そのモチーフとなった時計がどんなモデルなのかは、およそ察しが付いたのではないでしょうか。

 針にはかつて軍用タイプに使われていた剣先型を採用。インデックスは通常のドットタイプと3・6・9のみがアラビア数字を使った軍用タイプの2種類が用意されています。それぞれ秒針もちょっとずつ変えるなど、随所にこだわって製作しました。

パートナー Ⅰの六つのこだわり!

1) サファイアクリスタルのドーム風防

 当初は当時と同じようにプラ風防(プラスチック製)にしようかと思いましたが、今回は防水性を確保するためにサファイアクリスタル風防にしてもらいました。しかも無理を言ってドーム型で、しかも単純に出っ張らせるとインデックスが歪むため、美しい曲線になるようにしてもらいました。かなりいい感じです。

2)当時のスポーツロレックスと同じ太いバネ棒を使用

 ロレックスが使用しているバネ棒は通常のものよりも太い(下側)ことをご存じですか。これは代替えパーツとして専門店などでは販売されていますが、これが2本セットで1000円以上もするのです。今回はそれを海外から取り寄せて使用しています。なぜならば、リベットブレスを当時のアンティークロレックスにも付けられるようにするため、同じサイズのものを使う必要があったからです。

3)ビッグナンバーを再現

 裏ブタに刻印されるシリアルナンバーといえば小さく刻印されるのが一般的ですが、今回は愛好家の間で言われるところの“ビッグナンバー”。つまりロレックスのコメックスモデルに倣って、あえて大きく刻印してもらいました。常に「あ〜これは何番目のモデルなんだ」と思ってもらえるようにです。

4)ラグサイドのバネ棒外し用の穴も当時と同じ仕様に

 リューズガードは先端が尖った形状の通称“ポインテッド”にしました。また、ラグなどの形状も当時のように薄めにしてあります。そして、そこにはこれまた当時のように穴を設けました。これはブレスレットを外す際にバネ棒を外すためのものです。当時の雰囲気を再現するだけでなく、事実これがあるとブレスを外すのがとても楽になるんですよ。

5)携帯用としても使える時計収納ケース

 時計の箱といえば、時計を収納するだけのものが一般的で、それだと時計を取り出した後は無用の長物となることも多々あります。だとすれば収納するだけでなく、せっかくならケース単体でも常に活用できるものにすればいいじゃないかということで持ち歩くときによく使うメガネケースタイプの時計収納ケースにしました。

6)信頼性の高い、メイド・イン・ニッポン

 雰囲気が良くても時間を知る道具としての信頼性がなければ意味がありません。クォーツ式と違いデリケートな機械式の場合はなおさらです。そこで、針の取り付けからムーヴメントの組み込み、そして防水性、チリやホコリの混入などのすべての品質管理は、多くの国産時計メーカーに実績のある長野県安曇野市にある精密機器メーカー、南安精工にて行ないます。

【アウトライン・パートナー Ⅰ|PARTNER I】

【SPEC】
・型番:Ref.YK20201-1(ドットタイプ)、Ref.YK20201-2(3・6・9タイプ)
・素材:ステンレススチール
・サイズ:ケース径40mm、ケース厚15.75mm
・防水性:10気圧防水(日常生活防水)
・駆動方式:自動巻き(セイコーエプソン製 Cal.YN55A/22石/毎時2万1600振動(日差-25秒+35秒)/最大巻き上げ時約40時間パワーリザーブ)
・希望小売価格:各6万6000円(組み立て:日本)
・保証期間:1年間

Ref.YK20201-1(dot)、Ref.YK20201-2(3・6・9)|Japan-made mechanical automatic movement(CALIBER YA55A)/316L stainless steel case,304 stainless steel rivetbracelet/[Case diameter]40mm/[Thickness]15.75mm/[Power reserve]40 hours, self-winding/[Complications]date window/[Jewels]22/[Frequency]21,600bph/[Water resistance]10ATM/Limited to 150/Made in Japan

Ref.YK20201-1(ドット)

1960年代に作られた往年のダイバーズウオッチがモチーフです。時計が好きな方であれば、そのモチーフとなった時計がどんなモデルなのかは、およそ察しが付いたのではないでしょうか。針にはかつて軍用タイプに使われていた剣先型を採用。インデックスは通常のドットタイプを採用しています。

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Ref.YK20201-2(3・6・9)

1960年代に作られた往年のダイバーズウオッチがモチーフです。時計が好きな方であれば、そのモチーフとなった時計がどんなモデルなのかは、およそ察しが付いたのではないでしょうか。針にはかつて軍用タイプに使われていた剣先型を採用。インデックスは3・6・9のみがアラビア数字を使った軍用タイプに仕上げられています。

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