オリジナル・リベットブレス|24,200円

1950年代のリベットブレスレットを忠実復刻!

 アウトライン・オリジナルのブレスレットです。実はこのブレスレット1950年代半ばから60年代半ばにロレックスのスポーツモデルに採用されていたものを忠実に再現しています。

 製作にあたっては、当時のリベットブレスに極力忠実に再現することに主眼をおきました。そのひとつがブレスレットのコマの作りです。現在のコマは時計本体の大型化に伴い、そのほとんどがスチールの無垢(塊)のため厚くて重い。それに対して50〜60年代はいまのように時計本体も小さく軽いため、もちろん当時は技術的な問題もあったのでしょうが、ブレスレットも薄くて軽い。この感じを再現するには、当時と同じ中空タイプで仕上げなければならなかったのです。

 ここで問題になったのが、ブレスメーカーが作っているのは無垢仕様がほとんどのいま、中空でしかもリベットが付くなどパーツも多く手間がかかる、この製作を受けてくれるところが果たしてあるかということでした。そして、3社ほど当たり、唯一請け負ってくれたのが、ベルトメーカー最大手のバンビ社でした。なんとか現場を説き伏せてくれて、実現したというわけです。

 しかもこのブレスレットにはもうひとつ、当時のオリジナルブレスレットにはなかった画期的なアイディアが盛り込まれています。それは精密ドライバーがあればブレスレットのコマ詰めができるため長さの調整が自分でできてしまう点です。実はこれ、ほうか氏自身が不便を感じていたことらしく、当時のリベットブレスは、コマ詰めの際に構造的に自分ではうまくできず。そうした不便さから生まれたアイディアだったようです。

 なお、このアウトラインのオリジナルリベットブレスは、ブレスとケースのラグをつなぐ弓カン(フラッシュフィット、写真の赤丸部分)が、ロレックスの型番でいうところの、Ref.FF580に近づけて製作しています。そのため当時のロレックスにも付けられる点(5桁レファレンスには使用不可)も最大の特徴です。ブレスレットは使うほどに劣化します。そのため普段使いするときの代替えブレスレットとして活用できるというのも大きな魅力なのです。

アウトライン・リベットブレスはここがスゴイ!

1) 自分でコマ詰めができてしまう!

 当時のリベットブレスはコマ詰めの際にコマの内側を中央からめくり上げて外し、折り曲げたものを再び元に戻す必要があったため到底自分でできるものではありませんでした。その点今回は、最近のブレスレットにも採用されていますが、リベットの一部をネジ留めにしているため、精密ドライバーさえあれば自分でもコマ詰めができるのが最大の特徴です。

<コマ詰めの操作法>

※両ネジタイプのため、ネジを外す際には、両方のネジが回ってしまい、一人で行うにはかなりの慣れが必要です。したがって、ドライバーを2本用意し、片方を別の人に回らないよう抑えてもらうことをお勧めします。

<精密ドライバーについて>

※精密ドライバーはマイナスの溝にフィットするサイズのドライバーを必ずお使いください。刃先の寸法の目安は幅=1.8~2.0mm、厚み=0.3mm(0.4mmだと入らないものもありますのでご注意ください)。

2)若干伸び縮みするエクステンション仕様

 当時でも初期のリベットブレスには若干伸び縮みできるエクステンションタイプとノンエクステンションの2種類が存在しましたが、今回はエクステンションタイプにしました。上の写真が通常状態で下が伸ばした状態です。

3)ロレックスの代替えブレスとして使用可能

 GMTマスターのRef.1675に装着した写真です。弓カン(フラッシュフィット)もピッタリで、しっかりなじんでいました。弓カンは、ロレックスオリジナルの弓カン、Ref.FF580に近づけて製作しており、1675以外にもサブマリーナーの5513やエクスプローラーの1016にも装着できました。ただロレックス専用設計ではありませんので4桁レファレンスでも個体差があったりとフラッシュフィットの開きを微調整する必要もありますのでご了承ください。なお、5桁レファレンス以降には使用不可。また、バネ棒については通常のものではなくロレックスが採用する太いタイプに対応しています。

4)様々な時計にも対応。装着して楽しめます。

 この写真はリベットブレスを、アウトラインのコンプレダイバー1960に装着した様子です。リベットブレス単体でお申し込みの場合には、フィットカン(赤丸印)と呼ばれるパーツが付属します。幅は20mmタイプと18mmタイプの2種類です。これをブレスレットのエンドピースに装着することで、このサイズのラグ幅であれば様々な時計に付けて楽しむこともできるのです。(バネ棒は付属しません)

【アウトライン・リベットブレス】

【SPEC】
・型番:Ref.YK20201-3
・素材:ステンレススチール
・サイズ:ブレス幅20mm(フィットカンは20mmと18mmが付属)/全長:171.6mm(コマをすべて外しバックルアジャストも使用した場合の最小は130.4mm)/厚さ2.9mm
※1駒=10㎜×4駒外しが可能 バックルアジャストは4㎜×3
・希望小売価格:2万4200円(バネ棒は付属しません)

Ref.YK20201-3(リベットブレス)

1950年代当時のリベットブレスを極力忠実に再現したオリジナルのブレスレット。当時でも初期のリベットブレスには若干伸び縮みできるエクステンションタイプとノンエクステンションの2種類が存在しましたが、今回はエクステンションタイプにしました。

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